人類は約300年前に産業革命でリサイクル出来ないエネルギー源を開発し、そのエネルギーを使って産業を発展させ生活を豊かにすることに成功しました。生活が豊かになると当然のことに人口が増え、その増加した人々もまた、さらに豊かな生活を送るため、次々にリサイクルできないエネルギー源と種々の物質を地中から掘り出し、地球の持っている資源を使い果たそうとしています。それだけでなく人々が使い棄てる廃棄物によって地球の環境が壊れようとしています。このままでは人類は滅亡の道しか残されていないので、考え方を変え、今後永く人類が生きていけるようにしようと言う動さが出てきました。
国連では、そのため、サステーナブル・デベロップメント(持続可能な発展)が必要であると言っています。持続可能な発展とは「将来世代の人々が充分満足できる生活が出来、かつ現代の我々の生活も満足できるような開発」と言うことだと言われています。ではどうしたら良いのかと言うことになりますが、これがなかなか難しいことなのです。我々の生活は大変複雑な産業や経済の体制によって支えられているわけで、産業や経済のあり方を問い直すことが必要になって来ます。
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