電気を持った粒子(電子、陽子など)を、電気の力で引っ張って速く飛ばす装置を、加速器と呼んでいます。
現代では、光速に近いくらいまで粒子を加速できる加速器も存在しています。

加速器は私たちの身のまわりで利用されています。
  • 工業製品に電子線を当て、強度を高めたり、熱に強くしています。
  • 医療器具に電子線を当て、滅菌しています。
  • 電子線を金属に当てて、エックス線を発生させ、診断や治療をしています。
  • 陽子線を物質に当てて放射性物質に変え、それを人体に投与することにより、がんの早期発見などに利用しています。



ちょっと難しい『光速』のお話
『光速』とは一般的に、30万km/secという数値で表されています。細かく言えば、真空中の速度は299,792,458km/secだそうです。大きすぎてピンと来ないかもしれませんが、光は1秒間に地球を7周半できるスピードで、光より早いものは無いとされています。
光より速いものが存在しないと言うのは、『通常、光速以下で運動しているものは光速の壁を突破できない』とされている為です。なぜ超えることが出来ないか言うと、『光速に近づくにつれ、その物体の質量が徐々に大きくなっていき、光速度でついには無限大になってしまうからだ』と言われています。
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