放射線の歴史
核分裂の発見
1938年、ドイツのハーンは、中性子をウランに当てるとバリウムが生成されることを見出し、オーストリア出身のマイトナーは、これはウラン原子核がほぼ半分に割れたためであると結論しました。つまり彼らは、中性子によってウランの核分裂が起こることを発見しました。
1939年、フランスのイレーヌとジョリオは、ウランの核分裂から新たに中性子が2ないし3個発生することを測定しました。これによって、核分裂連鎖反応を起こすことができる可能性が高まりました。