新着情報
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2025年度
環境研学術セミナー(環境影響研究関連)を開催(7月3日)
令和7年7月3日に、広島大学瀬戸内CN国際共同研究センター教授の和田茂樹氏をお招きし、「ブルーカーボンの実態と沿岸生態系の将来予測」と題してご講演いただきました。
ブルーカーボンは海藻などの海洋の一次生産者によって生産される有機炭素を意味する言葉で、大気中CO2の増加に伴う気候変動やカーボンニュートラル社会の実現といった世界的な環境問題や社会課題にとって重要な研究テーマです。本講演では、国内外におけるブルーカーボン研究が発展してきた経緯や現状についての説明の後、近年の日本における海藻のブルーカーボン研究プロジェクトについての紹介がありました。本講演のテーマは、エネルギー需要に関する社会問題や環境中における物質動態という観点で当研究所における調査テーマとの関連性が高いものであったことに起因して、講演後にはセミナーに参加した役職員と活発な議論がなされました。
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広島大学瀬戸内CN国際共同研究センター 和田教授 |