新着情報

成果報告会、環境研学習会、施設公開、イベントの開催・出展等に関する新着情報です。

2026年度

   2025年度下期 →


環境研学術セミナー(環境影響研究関連)を開催(5月12日)

 令和8年5月12日に、筑波大学 助教の大森裕子先生をお招きし、「海洋生態系が生み出す揮発性有機化合物と大気とのつながり」と題してご講演いただきました。

 揮発性有機化合物(VOC)は、大気中でエアロゾルや雲の前駆体として機能することで、気候システムに影響を与える物質です。したがって、VOCの環境動態の把握は、気候変動の仕組みを理解する上で重要な研究課題です。一方で、このVOCに関する環境データは現在のところ十分に整備されておりません。特に、海洋から大気へのVOCの輸送については、報告例が非常に乏しい状況です。本講演では、先生が参加された海洋観測により得られた、太平洋におけるVOCの濃度分布および収支に関する最新の知見を紹介して頂きました。また、マイクロプラスチックからのVOCの発生といった人間活動に伴う環境変化が海洋VOCの挙動に与える影響についても、ご紹介頂きました。本講演のテーマは、エネルギー需要に関する社会問題や環境中における物質動態という観点で当研究所における調査テーマとの関連性が高いものであったことに起因して、講演後にはセミナーに参加した役職員と活発な議論がなされました。


   2025年度下期 →