環境影響研究部

    

評価モデルの精度向上

    
物理的・化学的形態を考慮した移行パラメータの取得評価モデルの精度向上

 環境中での物質の移行は、同じ元素であってもその物理的・化学的形態が違えば異なります。そこで、ヨウ素やセシウム等の物理的・化学的形態を考慮した移行パラメータを主に全天候型実験施設の室内実験等で求め、被ばく線量評価モデルの精度の向上を図っています。

形態別

環境中や人体内のトリチウム、放射性炭素の移行に関する調査

水素や炭素は生命活動の基本となる有機物質、水を構成する元素であり、環境中のいたる所に存在し活発に循環している元素です。排出される放射性の炭素や水素(トリチウム)も同じように動くため、農作物や海産生物への移行、人体内での代謝、土壌など環境中への放射性炭素の移行・蓄積に関する調査を行い被ばく線量評価モデルの精度の向上を図っています。
 環境中の物質循環を模擬した生態系実験施設を活用した実験も多く行っています。

農作物や海産生物への放射性水素(トリチウム)の移行

農作物

海産生物

人体内における放射性水素(トリチウム)の代謝に関する調査

人体内

環境中における放射性炭素の移行・蓄積に関する調査

土壌炭素