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イメージングプレート(ImagingPlate)
マントル
測定時間:18時間
マントルは、キャンプなどで野外照明に使われるガスランタンの芯の部分です。
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マントルには、数年前まで、発光効率を向上させる目的で、放射線を出す微量のトリウムが混入されていました。イメージングプレートでみる放射線の世界の第一弾として、マントルをイメージングプレートで測定してみました。
測定したマントルは、6〜7年前に製造されたA社製マントル(A-旧)と、現在販売されているA(A-新)・B(B-新)社製のマントルです。
イメージングプレートの測定の前に、ベガちゃんでベータ線とガンマ線を測定しました。測定結果は、次の表のとおりです。数値は、ガンマ線については、一時間あたりの線量を、ベータ線は、一分間に検出したベータ線の数を表しています。
サンプル | ガンマ線(μSv/h) | ベータ線(cpm) |
A-旧 | 0.42 | 3678 |
A-新 | 0.056 | 18 |
B-新 | 0.047 | 9 |
現在販売されているマントル(A-新、B-新)に比べ、昔のマントル(A-旧)の値は、明らかに大きいことが分かります。
さて、いよいよ測定です。サンプルをラップで包み(イメージングプレートを再利用するために)、シールドボックスの中で、18時間露光しました。
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図 マントルのイメージングプレート結果 |
やはり、昔のマントルを密着させた部分のみに、放射性物質の分布を示す像が得られました。特に、細かい網目構造になっている中心部分が、強く出ています。