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8. その他の調査研究
日本原子力研究開発機構からの委託により、前年度に引き続き、福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の長期的影響把握手法の確立のために、土壌試料(300試料程度)に含まれるガンマ線放出核種(Cs-134等)の測定を行った。
また、環境省の委託により、低線量率放射線長期被ばくによる生体影響の低減化に関する研究を平成24年度から引き続き行うとともに、新たに極低線量率放射線連続被ばくマウスを用いた健康影響解析の研究を受託した。さらに、環境省から大分県立看護科学大学に委託された「細胞動態のシステマティックレビューと実験データによる低線量・低線量率における放射線がんリスクの描写」を再受託し、計画通り実施した。
9. 自主研究の実施
これまでの受託研究を中心とした調査・研究に加え、研究領域の拡大や新たな調査研究の展開を目指し、研究所独自の調査研究(自主研究)を下記のとおり行った。
平成25年度に採択し、平成26年度に継続した自主研究
- 土壌の放射性セシウム及びハロゲン元素等の保持機構に関する研究
- 魚類における放射性ストロンチウム移行に関する基礎研究
- 低線量放射線適応応答に関与する血清因子の探索
平成26年度に新たに採択した自主研究(平成27年度に継続決定)
- 福島県における河川からの放射性核種流出量の数値モデルを用いた推定
- 放射性核種の動態に影響を及ぼす環境微生物群集評価技術の基盤構築
- 報告詳細
- 9.1 土壌の放射性セシウム及びハロゲン元素等の保持機構に関する研究(704KB)
- 9.2 魚類における放射性ストロンチウム移行に関する基礎研究(582KB)
- 9.3 福島県における河川からの放射性核種流出量の数値モデルを用いた推定(742KB)
- 9.4 放射性核種の動態に影響を及ぼす環境微生物群集評価技術の基盤構築(534KB)
- 9.5 低線量率放射線照射による放射線適応応答の解析(532KB)
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