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3. その他の受託研究

環境省が必要とする研究テーマを提示して公募を行う環境研究総合推進費の調査研究について所管する環境再生保全機構からの委託により、「沿岸堆積物に蓄積した放射性ヨウ素の溶出及び底生魚への移行過程の把握」の調査研究を行った。また、六ヶ所村から環境悪化及び地域振興に関する委託調査として、「市柳沼における水質実態調査」、「田面木沼水質浄化法開発調査」、「富ノ沢地区農用地における候補植物選定調査」を行った。

調査一覧
その他の受託研究(388KB)

4. 競争的研究資金等による研究

科学研究費補助金等による研究として、以下の12課題を実施した。

研究代表者である研究

  • 土壌に蓄積するscyllo-イノシトールリン酸の動態に関わる生物学的要因の解明
  • ジョロウグモを指標種とした複数放射性核種による汚染及び被ばく線量の総合的評価
  • 低線量率放射線照射によるROS産生とインスリン抵抗性惹起機構の解明
  • 放射線が細胞競合に及ぼす影響をラット乳腺培養系で評価する
  • 食品中炭素の脂肪組織への長期的な蓄積及び代謝排出の評価(公益信託医用薬物研究奨励富岳基金助成)

分担研究者である研究

  • アボプラスト障壁の形成と機能の理解
  • 非栄養元素・毒性元素を代替利用する細胞の危機適応力の探求
  • 根圏の微量元素可溶化メカニズムとその制御による放射性セシウム吸収抑制手法の開発
  • 植物根圏におけるヨウ素還元機構の分析化学的、分子遺伝学的解明
  • 海洋酸性化に対する海藻藻場生態系のエネルギーフローの応答
  • 超新星背景ニュートリノ観測による星形成の歴史の研究
  • 農業・環境分野での環境媒体中の各種イオンの生物利用可能量の次世代型評価方法の開発

調査一覧
科学研究費補助金等による研究(392KB)

5. 環境科学技術研究所自主研究

研究所の調査研究領域の拡大及び既存の調査研究の新たな展開を目指し、研究所独自の自主研究を下記のとおり行った。

令和元年度に採択し、令和2年度へ継続した自主研究

  • キメラマウスを用いた新規発がん解析系の構築

令和2年度に採択した自主研究

  • β線による発光現象を使用したシロイヌナズナ輸送体変異系統における放射性セシウム動態
  • 植物におけるヨウ素必須性証明に向けての生理学・遺伝学的研究
  • 環境試料中ルテニウム分析技術の開発
  • 低線量率放射線長期連続照射がマウス聴覚に及ぼす影響
  • 低線量率放射線照射による臓器間ネットワークの解析

報告詳細
5.1 キメラマウスを用いた新規発がん解析系の構築(658KB)
5.2 β線による発光現象を使用したシロイヌナズナ輸送体変異系統における放射性セシウム動態(630KB)
5.3 植物におけるヨウ素必須性証明に向けての生理学・遺伝学的研究(503KB)
5.4 環境試料中ルテニウム分析技術の開発(605KB)
5.5 低線量率放射線長期連続照射がマウス聴覚に及ぼす影響(964KB)
5.6 低線量率放射線照射による臓器間ネットワークの解析(次世代シーケンシング技術導入に関するフィージビリティー試験)(490KB)

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