イベント情報 2012年度

成果報告会、環境研学習会、施設公開、イベントへの開催・出展等に関する情報です。

2012年度 上期

日付はすべて開催日です。

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実験動物慰霊式(9月26日)

先端分子生物科学研究センター(六ヶ所村鷹架)において実験動物慰霊式を執り行いました。研究で使われる実験動物のゥ霊に感謝し、冥福を祈念するため毎年行われているものです。

参列者黙祷の様子 嶋理事長による慰霊の詞
参列者黙祷の様子 嶋理事長による慰霊の詞

慰霊式には環境研役職員の他、関連企業等関係者の約70名が参列し、黙祷、理事長による慰霊の詞、献花を行い、犠牲となった幾多の実験動物の尊い命を無駄にしないことを誓いました。

六ヶ所村立尾駮小学校4年生 老部川たんけん(9月21日)

六ヶ所村立尾駮おぶち小学校の4年生(2クラス計44名)の体験学習「老部川おいっぺがわたんけん」に、環境研から2名の職員(植田真司、坂田洋)がゲストティーチャーとして参加しました。

川の生物観察の様子 植田先生の川の生物の説明
川の生物観察の様子 植田先生の川の生物の説明

実際に子ども達が川の中に入り、生物の観察や捕獲に挑戦しました。職員が下見した際にはあまり生物は見られないのではと心配していましたが、ヤマメや蛙、ヘビトンボやカワゲラの幼虫など数多くの生物を捕まえ、子ども達のすごさに感心させられました。最後に植田先生から、今回観察できた生物から考えると川の水は綺麗な状態にあることが説明され、体験学習は盛況のうちに終了となりました。

六ヶ所村立尾駮小学校3年生 尾駮沼野外観察(9月21日)

六ヶ所村立尾駮おぶち小学校の3年生(32名)の体験学習「尾駮沼野外観察」に、環境研から鳥や植物に詳しい2名の職員(一戸一晃、山上睦)がゲストティーチャーとして参加しました。

野鳥観察の様子 植物観察の様子
野鳥観察の様子 植物観察の様子

野鳥観察ではアオサギやミサゴ、トウネン(六ヶ所の自然を参照)を始め、様々な野鳥を観察することができました。各自持参した望遠鏡を使って観察すると、子供達は鳥の仕草やかっこよさに歓声を上げていました。

また植物観察では、尾駮沼は汽水(海水と陸水が混ざる環境)域にあるため多種多様な植物が存在していることが話されました。実際に植物を手にとったり臭いを嗅いだり、また分からない植物を見つけると山上先生に質問したり、皆とても積極的に植物観察をしている様子が見られました。

青森県立六ヶ所高校 職業体験学習(9月11〜13日)

青森県立六ヶ所高校2年生の3名が、職業体験学習として生物影響研究部の業務を体験しました。

初日は入所研修として環境研の概要や施設の説明、放射線や放射性物質等の基礎知識の説明を受けました。

2,3日目は生物影響研究部において藤川勝義研究員が主担当の遺伝子解析の業務を中心に、線量測定や病理検査を体験しました。遺伝子解析では、遺伝子の一部が壊れたマウスを判定するための作業を行いました。あらかじめ用意されたマウスの耳から採取した試料をもとに、ピペットを使った洗浄、PCR装置による遺伝子増幅、電気泳動分析による遺伝子判定を行いました。

慣れない環境、難しい内容にも関わらず、スポーツマンらしい姿勢の良さでてきぱきと作業をする姿がとても好印象でした。

試料の洗浄作業の様子 電気泳動分析による遺伝子判定の様子
試料の洗浄作業の様子 電気泳動分析による遺伝子判定の様子

職業体験をした感想は以下の通りです。

相内 大希 
研究について詳しく知ることができて良かったです。マウスの病理検査(解剖)に実際に挑戦したいです。
長谷川 優真
放射線や放射能について詳しく知ることができて良かったです。とても貴重な体験ができました。
川畑 貴晃 
実験器具に興味を持ちました。少ない量でも正確に採取できる高性能ピペットを初め、研究は高価な実験器具が使われて成り立っていることが分かりました。

嶋理事長が日本放射線影響学会の名誉会員に選ばれました(9月7日)

嶋理事長が、日本放射線影響学会の名誉会員に選ばれ、日本放射線影響学会第55回大会(仙台)において9月7日に授与式が行われました。推挙理由は以下のとおりです。

嶋昭紘氏は、東京大学においてメダカを用いた放射線が誘発する生殖細胞突然変異生成に関わる研究を展開してきた。それらのデータは放射線影響科学分野において国際的にも高く評価されている。また、国内外の研究者の育成にも指導的立場を長年果たされてきた。同氏は、日本放射線影響学会の活動と運営にも多大な貢献をなされており、1992年より2期にわたり学会長を務められた。現在は、(公財)環境科学技術研究所理事長として放射線影響学や環境科学の分野で活躍されている。以上の教育・研究両面における活動と本学会活動への貢献度に示されるように、嶋昭紘氏は、本学会の名誉会員にふさわしい研究者である。

生物影響研究部の中村研究員が日本放射線影響学会 奨励賞を受賞(9月7日)

生物影響研究部の中村慎吾研究員が、日本放射線影響学会 奨励賞を受賞し、日本放射線影響学会第55回大会(仙台)において9月7日に授賞式が行われました。受賞理由は以下のとおりです。

中村慎吾氏は、低線量率放射線を連続照射したマウスでの生理学的影響に関する研究において、体重増加と脂肪細胞肥大化、脂肪量増加との関連、早期閉経、卵巣萎縮と組織脂肪化との関係について明らかにしてきた。 これらの研究についての論文発表、学会発表が多くあり、放射線による生理学的な変化に関する研究分野の発展への貢献が大きく、今後の活躍も期待される。日本放射線影響学会奨励賞にふさわしい優れた若手研究者である。

授賞式の様子(左側が中村研究員)
授賞式の様子(左側が中村研究員)

環境研成果報告会 六ヶ所(9月4日)

六ヶ所文化交流プラザスワニーにおいて環境研 成果報告会を開催しました。本報告会では、環境影響研究部から2課題と生物影響研究部から1課題の調査研究について報告し、約70名の参加者がありました。

植田研究員からは、流域に降ったセシウムの川からの流れ出しと題して、実際に福島県飯舘村の河川で調査した結果について報告しました。質疑応答では、たくさんの質問が出され、とても活発な報告会となりました。

嶋理事長の開会挨拶 植田研究員の発表風景
嶋理事長の開会挨拶 植田研究員の発表風景

本報告会は今後、青森、弘前、八戸でも開催予定です。

(文/六ヶ所村立第一中学校)

六ヶ所村立第一中学校 職業体験学習(9月4、5日)

六ヶ所村立第一中学校の各学年から1名ずつ計3名が、職業体験学習として環境科学技術研究所総務部企画・広報課の業務を2日間にわたり体験しました。

9月4日は六ヶ所村スワニーにおいて環境研 成果報告会を実施するため、開催準備や出席者への接客、報告会中の取材(写真撮影)や進行の一部を担当しました。また5日は報告会の後片付け、本記事及び環境研成果報告会の記事の作成等を行いました。

成果報告会の接客風景 取材写真(職業体験者撮影)
成果報告会の接客風景 取材写真(職業体験者撮影)

職業体験をした感想は以下の通りです。

鈴木 光 (3年)
お客さんに資料を渡す仕事では、非常に気を使い疲れた。企画・広報課の人たちはすごいと思った。
高田晴輝 (2年)
初めて接客をしました。失敗したらどうしようと不安でしたが、やる内にだんだん慣れてスムーズにできるようになり良かったです。
高橋政斗 (1年)
写真を撮りましたが、ぶれたり、変な写真になったりしてしまうものが多かったです。環境研の人たちの仕事が分かって良かったです。

六ヶ所村立尾駮小学校 尾駮沼たんけん(8月28日)

六ヶ所村立尾駮おぶち小学校の4年生(2クラス計44名)の体験学習「尾駮沼たんけん」に、環境研から沼や沼の生物、鳥、水に詳しい3名の職員(植田真司、一戸一晃、坂田洋)がゲストティーチャーとして参加しました。

探検に向かう生徒を乗せた船の様子 深さの測定をする様子
探検に向かう生徒を乗せた船の様子 深さの測定をする様子

1クラスごとに船3隻に分乗して、最初に沼の一番深い地点へ向かいました。ひもが付いたおもりや計測装置を使って沼の深さを測り、4〜5メートルの深さがあると分かると、「深くて怖い」や「意外に浅いね」という声が上がっていました。他に水温や塩分、深い部分の水を採取するなど環境研の調査で行っている作業の実演も行いました。

網に入った生物を観察する様子 沼に入って生物を観察する様子
網に入った生物を観察する様子 沼に入って生物を観察する様子

更に、子どもたちが一番興味をもっている沼の生物を観察するため、網を仕掛けてある場所へ移動し網に入った沼の生物を水槽に移して観察したり、船から降りた後にも沼に入って観察したりしました。ひらめ、さより、めじなの稚魚やテッポウエビ、ワタリガニ(六ヶ所の自然を参照)をはじめ多くの生物を観察することができ、子ども達はみな一様に喜んでいる様子でした。

この後、学校に帰って採取した水の顕微鏡観察や水質測定、観察した生物の整理等をして結果をまとめるとのこと。職員一同、「たんけん報告」を楽しみにしています。

環境科学技術研究所 施設公開(7月29日)

すっかり夏本番を迎えた六ヶ所村の夏空の下、環境科学技術研究所施設公開が開催されました。

研究内容紹介や施設見学に加えて施設公開記念講演や、夏休みシーズンということもあり研究員や職員が趣向をこらした科学体験コーナーや趣味を生かしたカブトムシ、オオクワガタのプレゼントなども行いました。

施設公開記念講演では当研究所の小野理事が「低線量放射線の子どもへの影響」と題して講演を行いました。低線量放射線の生物影響に関する基礎的な話から子ども、子孫への影響に関して現状明らかになっていることや今後の研究課題等について話がありました。講演後にも多くの質問が寄せられ、盛況のうちに終了しました。

施設公開記念講演の様子 大型人工気象室内で天井を見上げる来場者の方々
施設公開記念講演の様子 大型人工気象室内で天井を見上げる来場者の方々

全天候型人工気象施設の見学では、普段はあまり入ることが出来ない大型人工気象室の大きな扉を開放して見学コースとしました。大きな人工気象室、そして天井に配置された雨や雪といった気象を再現するための各種装置を来場者の方々は皆見上げて感心している様子が伺えました。

科学体験コーナー「食べ物からDNAを取り出してみよう」では、白衣を身につけて少し科学者気分の子ども達が、ブロッコリーや新鮮なホタテからのDNA取り出し作業に熱心に取り組んでいました。様々な作業・処理をして容器の中に現れたDNAを見つけると、驚きと歓喜の声があがっていました。

科学体験での作業の様子
科学体験での作業の様子

地元の六ヶ所村の方々を中心に約130名の方にご来場頂きました。暑い中、多くの皆様にご来場頂きましたことに御礼申し上げます。 今後とも、企画内容の充実、改善を加え、さらに多くの方々に喜ばれる施設公開を開催していきたいと考えております。

六ヶ所村立第二中学校 職場訪問学習(6月28日)

六ヶ所村立第二中学校の1年生16名が、六ヶ所村内にある団体や企業の仕事内容を知るとともに将来の進路や働くことの意義を学ぶための職場訪問学習として、環境科学技術研究所に来所されました。

通常の研究内容や施設の紹介に加え、当所若手職員である環境影響研究部の武田晃(研究員)、技術・安全室の古川勝彦(技術系職員、六ヶ所村出身)から、環境研でどのような仕事をしているのか、どうして、どのようにして職員になったのか、等について話をしました。特に中学校時代から社会人になるまでを中心に経験談を交えた内容とし、六ヶ所二中1年生の皆さんが将来の進路を考える上で少しでも有益なものとなるよう参加した職員一同頑張りました。

武田研究員からのお話 古川職員(右)からのお話
武田研究員からのお話 古川職員(右)からのお話

若手放射線生物学研究会 第2回勉強会(6月15日)

先端分子生物科学研究センター(六ヶ所村鷹架)において若手放射線生物学研究会の第2回勉強会が開催されました。本研究会は放射線生物学の研究分野で活躍している39歳以下の若手研究者を正会員として構成され、40年以上の歴史を持つ伝統ある研究会です。

第2回勉強会集合写真(講演者を囲んで) ポスターセッションの様子(放医研の石田有香研究員)
第2回勉強会集合写真(講演者を囲んで) ポスターセッションの様子(放医研の石田有香研究員)

今回は「放射線の生物影響をDNA鎖切断によらない効果から考える」と題して、各3件の講演とポスターセッション、そしてフリーディスカッションが行われ、とても活発な質疑、討論・意見交換がされました。

第2回低線量放射線影響研究交流会(6月14日)

先端分子生物科学研究センター(六ヶ所村鷹架)において第2回低線量放射線影響研究交流会が開催されました。本交流会は、放射線医学総合研究所、電力中央研究所、そして環境科学技術研究所の3機関合同で平成23年度から開催しているものであり、「リスク評価に寄与する低線量放射線影響研究の成果を討論し、世界に負けない国内の研究のボトムアップのため推進役を果たすこと」を目的としています。

今回は主催3機関に加えて京都大学、長崎大学からの参加もあり、各機関の研究成果や今後の取り組みについて、環境研からの2題の講演を含め全てで9題の講演がされ、活発な意見交換、討論が行われました。

環境科学技術研究所生物影響研究部長 田中公夫の開会挨拶
環境科学技術研究所生物影響研究部長 田中公夫の開会挨拶

環境科学技術研究所評議員会、理事会開催(6月13日)

八戸市ユートリー(青森県八戸市)において環境科学技術研究所評議員会が行われました。平成23年度の事業報告、決算について審議がされ、評議員会の承認を受けました。また、理事の選任について理事候補者の提案説明があり承認されました。

評議員会に引き続き行われた理事会において、理事長、専務理事及び常勤の理事について提案があり、理事長を嶋昭紘、専務理事を松本恒弥、常勤理事を中村裕二、および小野哲也とすることが承認され、就任することになりました。

環境科学技術研究所評議員会開催風景
環境科学技術研究所評議員会開催風景

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