新着情報

成果報告会、環境研学習会、施設公開、イベントの開催・出展等に関する新着情報です。

2017年度

日付はすべて開催日です。

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六ヶ所第一中学校 3年生の職業体験学習(9月5〜6日)

六ヶ所村立第一中学校の 3年生の生徒 1名の職業体験学習を 9月 5日、6日の 2日間にわたり実施しました。毎年 9月上旬に村内の役場や企業等の事業所、飲食店等においてキャリア教育の一環として第一中学校の生徒が職業体験を行うものであり、当所も毎年受け入れを行っているものです。

当所では技術・安全課が主体となり、施設管理業務に関する職業体験を行いました。初日は新人研修として当所の概要や研究内容の説明、施設の現場見学を行った後、実際に現場に出て本所の特別高圧受電設備(電気設備)の日常巡視点検を行いました。 2日目は先端分子生物科学研究センターにおいて、電気設備の目視点検や自家発電機設備の試運転、空調設備の監視業務や実験用マウスに関する動物飼育管理業務の一部について体験を行いました。

慣れない環境の中で盛り沢山の体験内容であるにもかかわらず、積極的且つ真剣に取り組む生徒の姿に担当職員も大変感心していました。

職業体験の様子(特別高圧受電設備) 職業体験の様子(自家発電機)
特別高圧受電設備の点検の様子 自家発電機設備の試運転の様子

環境科学技術研究所 施設公開を開催しました(7月30日)

環境研施設公開を 7月 30日(日)に開催しました。本施設公開は、日頃は見ることができない研究施設を一般に公開し当研究所の研究内容を皆様に知ってもらうとともに、研究員や職員が企画する様々な科学体験や展示等もあわせて行うもので、毎年夏休み時期に実施しているものです。今年は、同じ六ヶ所村内にある量子科学研究開発機構六ヶ所核融合研究所との共催とし同日開催で行いました。

本所エリア(尾駮)の本館では、「自然放射線を観察しよう!」と題して自然放射線が観察できるスパークチャンバーや霧箱といった装置展示や放射線測定器での測定体験、工作体験として「プラ板キーホルダー作り」、特別展示として「手作りスピーカーで世界の名曲を聞こう」、「六ヶ所村の自然(写真展示)」を行いました。また、同エリアの全天候型人工気象実験施設では、環境影響研究部の研究紹介や雨や霧などを再現できる大型人工気象実験室内の見学、科学体験として「身近な化学物質『水』 溶けている物を取り除いてみよう!」と題し、日頃、研究員が研究対象として取り扱っている水について、含まれている不純物等を取り除く方法に関する実験を行いました。大型人工気象実験室の大きさに驚く人や、科学体験での色付き水に指示された処理をすると透明な水に変化することに驚く子供たちが印象的でした。

先端分子生物科学研究センター(鷹架)では、生物影響研究の研究概要の紹介に加え、マウスに発生した病気を判定するためマウスの各器官を薄くスライス、染色してスライドグラス上に並べた病理切片の顕微鏡観察コーナーや、科学体験として「ペットボトルロケットを飛ばそう」を行い、大変好評でした。

当日はあまりはっきりとしない天候の中、400名近い多数の来場者を迎え、充実した施設公開を無事開催することができました。

科学体験の様子 顕微鏡観察の様子
全天候型人工気象実験施設での科学体験の様子 先端分子生物科学研究センターでの顕微鏡観察

千歳中学校 1年生が環境科学技術研究所に来所(7月6日)

六ヶ所村立千歳中学校の 1年生(13名)が 7月 6日に環境科学技術研究所に職場見学の目的で来所されました。村内にある会社や事業所を訪問・見学し、体験的な学習を通じて子供たちの職業観や勤労観の育成を図るキャリア教育の一環として行われているものです。

研究所の概要や研究内容の説明、施設などを見学した後、当所の実験動物飼育を担当する技術・安全課の米谷職員と生徒の対話を行い、仕事内容や動物飼育を専門とする上で必要な勉強や経験について話がありました。生徒たちからは活発に質問が出され、生徒のキャリア教育に役に立てたのと同時に、職員にも良い刺激となりました。

研究所の概要説明の様子 生徒との対話の様子
研究所の概要説明の様子 生徒との対話の様子

尾駮小学校 3年生が尾駮沼で野鳥と植物の観察をしました(7月5日)

六ヶ所村立尾駮(おぶち)小学校の 3年生(34名)の体験学習「尾駮沼探検」が 7月 5日に行われ、環境研から 2名の職員がゲストティーチャーとして参加しました。野鳥に関する説明では、六ヶ所村で 20年にわたり野鳥の写真を撮り続けている一戸技術・安全課長、植物に関する説明では、植物を対象とした研究に携わるとともに村内の植物にも詳しい環境影響研究部の山上研究員が担当しました。

野鳥観察では、カンムリカイツブリやコブハクチョウ、ツバメ、ウミネコ等の野鳥を観察しました。カンムリカイツブリは、その繁殖が日本で初めて 1972年に市柳沼(六ヶ所村)で確認されたことや、コブハクチョウは、ヨーロッパから飼い鳥として公園等に移入したものが逃げ出して野生化し、鷹架沼(六ヶ所村)や尾駮沼でも繁殖していること等の説明がありました。

植物観察では、砂浜に群落を作る海浜植物であるシロヨモギ、ハマニガナ、ハマニンニク、ハマハタザオの観察や、オオバコやサンカクイの植物を使った遊びについて体験しました。また、絶滅危惧種であるヒメキンポウゲを紹介した際には、皆とても興味深そうに見入っていました。

最後に、村内には他にもこのような野鳥や植物が観察できる場所は多くありますが、今回の探検を行った場所は、現在進められている尾駮沼周辺の整備工事で無くなる予定であることが説明されました。

野鳥観察の様子 植物観察の様子
野鳥観察の様子 植物観察の様子

環境影響研究部の植田主任研究員が海洋理工学会から論文賞を受賞(6月9日)

環境影響研究部の植田主任研究員(同部環境研究グループリーダー)が、海洋理工学会から、当該学会誌に発表される海洋学及び海洋理工学に関する過去2年の論文の中から最も優秀な論文に対して贈られる論文賞を受賞しました。植田主任研究員は、大型核燃料再処理施設が立地する六ヶ所村にある尾駮沼、鷹架沼やその集水域といった汽水域に関する研究に精力的に取り組み、2016年に発表した論文「青森県汽水湖鷹架沼における流況と塩分躍層の構造特性」が高く評価されたものです。授賞式は海洋理工学会平成29年度春季大会(東京海洋大学楽水会館)で 6月9日に行われました。

受賞理由は以下の通りです。

本論文は青森県汽水湖鷹架沼における放射性核種の挙動について数値モデルを利用して予測するための基礎情報、検証データを取得することを目的とした流況調査を実施し、流況と成層構造を明らかにしたものである。これまでの研究により放射性核種や浮遊物質などの環境水中での挙動を数値モデルで予測するためには、物理場が重要となることはよく知られている。近年の研究では、本論文のような広範囲における現地調査を行わず、限られた現地調査を利用した数値モデルによる流動場の予測手法が多くなっている中、筆者らは鷹架沼を横断するラインかつ長期間の調査結果から流況、塩分躍層形成について解析行い、防潮堤による複雑な流れがあることを示した。さらに、数値モデルによる流動場の再現に必要となる課題を抽出した。この研究方針は、他の海域・湖沼等への解析を行う場合の有効な資料および有益な示唆となる。 
 AMSTEC 海洋理工学会 ホームページから転載 )

受賞の記念撮影 授賞式の様子
受賞の記念撮影
(右側が植田主任研究員、左側は海洋理工学会会長の千賀康弘氏)
授賞式の様子

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