新着情報

成果報告会、環境研学習会、施設公開、イベントの開催・出展等に関する新着情報です。

2018年度

日付はすべて開催日です。

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環境科学技術研究所 施設公開(7月29日)

 環境科学技術研究所施設公開を7月29日(日)に開催しました。日頃は見られない研究施設を一般に公開し当研究所の研究・活動内容を皆様に知ってもらうとともに、研究員や職員が企画する様々な科学体験をあわせて行うもので、例年この時期に実施しているものです。

 今年は科学体験として本所エリア(尾駮)の全天候型人工気象実験施設では「植物も息をしている?観察してみよう!」、先端分子生物科学研究センター(鷹架)では「ペットボトルロケットを飛ばそう!」を行った他、霧箱やスパークチャンバー、放射線測定器を用いた放射線観察・測定体験や「六ヶ所村の自然」と題した写真展示も行いました。両施設あわせて200名を越える来場者があり、充実した施設公開を無事に行うことができました。

植物観察の様子 ペットボトルロケット発射
植物観察の様子 ペットボトルロケットを飛ばす様子

生物影響研究の成果が国際誌に掲載されました

 宇宙飛行士や放射線業務従事者が受けるようなごく少量の放射線を長期にわたって被ばくした時の健康影響がどのようなものかはまだよく分かっていません。それを知るための一つの方法として、環境研では実験動物を用いた調査を続けています。具体的には、マウスに対し1 日当たり0.05, 1 あるいは20 ミリグレイの放射線を400 日間連続照射した時どのような生体影響が見られるかについて調べています。

 これまでに解析した寿命や腫瘍発生率、染色体異常や遺伝子突然変異等の10種類の指標についてまとめて解説した「Experimental studies on the biologicaleffects of chronic low dose-rate radiation exposure in mice: overview of thestudies at the Institute for Environmental Sciences」が、イギリスの学術専門誌 International Journal of Radiation Biology(2018 年5 月号)に掲載されました。さらに、この専門誌の表紙には、環境研の低線量率放射線照射室の写真が採用されました。これだけ低い線量率の放射線を長期間、しかも感染症などが起きない条件下でマウスを飼育できる施設は世界中探しても環境研にしかなく、放射線の生物影響に関する貴重なデータが得られていることが理解されたためと思います。今回の掲載が低線量率放射線の生体影響を理解するために役立つだけでなく、環境研の世界的な知名度アップにも寄与することが期待されます。

専門誌の表紙と論文
掲載された専門誌の表紙と論文

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