新着情報

成果報告会、環境研学習会、施設公開、イベントへの開催・出展等に関する情報です。

2014年度 上期

日付はすべて開催日です。

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実験動物慰霊式(9月24日)

 先端分子生物科学研究センター(六ヶ所村鷹架)において実験動物慰霊式を執り行いました。研究で使われる実験動物のゥ霊に感謝し、冥福を祈念するため毎年行われているものです。今年は環境研役職員の他、関連企業等関係者を含め約60名が参列しました。

参列者黙祷の様子 村上理事からの献花
参列者黙祷の様子 村上理事からの献花

 参列者黙祷、小野理事長から慰霊の詞が捧げられた後、動物実験に関わる環境研の役職員、関係者からの献花が行われ、放射線安全研究の発展のために供された実験動物の尊い命に対し感謝と敬意を表すとともに冥福をお祈りいたしました。

六ヶ所村立第一中学校 職業体験学習(9月2、3日)

 六ヶ所村立第一中学校の3年生1名が、職業体験学習として環境科学技術研究所総務部技術・安全課の電気設備及び空調設備の維持管理業務や監視業務を2日間にわたり体験しました。

 9月2日午前中は、概要説明、当日の作業内容の確認、環境研本所内の各施設の名称や構造、配置を覚えるための研修を行い、午後は本所内の特別高圧受電設備、各施設の受電設備の日常巡視点検を行いました。

 翌3日は先端分子生物科学研究センターにおいて電気・空調設備に関する業務を行い、自家発電装置の稼働試験や実験エリアの空調運転監視業務等を体験しました。

 作業現場では指差確認をすること、確認時や操作時にはしっかりと声を出して行うこと、について職員から指導があり、しっかりとやっている姿がとても印象的でした。

特別高圧受電設備内での点検の様子 自家発電装置の稼働試験の様子
特別高圧受電設備内での点検の様子 自家発電装置の稼働試験の様子

環境科学技術研究所 施設公開(8月31日)

 環境科学技術研究所施設公開を開催しました。

 普段は見られない研究施設を一般に公開し、環境研の研究・活動内容を皆様に知ってもらうため毎年この時期に開催しているものです。また今年も研究員や職員が趣向をこらし、「世界のクワガタ、カブトムシがやってくる」、「夏はひんやり理科実験」など数多くの科学体験もあわせて開催しました。

 先端分子生物科学研究センターで開催した「世界のクワガタ、カブトムシ」では、ひらさミュージアム様から提供して頂いたクワガタ、カブトムシ等の標本約120種の展示、また当所職員、日本各地の協力者の方々から提供して頂いた生体45種、約100匹の展示を行いました。同時にプレゼント用のクワガタ、カブトムシも数多くご提供いただき、クワガタ飼育教室の受講者やクジで当たった来場者の方々はとても嬉しそうに持ち帰っていました。

世界のクワガタ、カブトムシがやってくる(1) 世界のクワガタ、カブトムシがやってくる(2)
世界のクワガタ、カブトムシがやってくる

 本所の全天候型人工気象実験施設で開催した「夏はひんやり理科実験」では、気化熱を利用して空気中の水分を凍らせる実験、溶解熱を利用した冷却剤を体験する実験等を行い、驚きの声が上がっている様子が見られました。

夏はひんやり理科実験(1) 夏はひんやり理科実験(2)
夏はひんやり理科実験

 当日は天候にも恵まれ、過去最高となる600名近い来場者があり、無事、盛況のうちに施設公開を終えることができました。予想以上の来場者数であり、大変ご不便をおかけした点もあったと思いますが、多くの皆様にご来場頂きましたことに御礼申し上げます。

 また施設公開にご協力いただきました皆様にも御礼申し上げます。

六ヶ所村立尾駮小学校4年生 尾駮沼たんけん(7月14日)

 毎年行っている六ヶ所村立尾駮(おぶち)小学校の4年生(33名)の体験学習「尾駮沼たんけん」に環境研から3名の職員(植田真司、一戸一晃、坂田洋)がゲストティーチャーとして参加しました。子供たちは2グループに分かれ、「乗船探検」、「沼辺探検」を交互に行いました。

船に乗る前の説明の様子 出港の様子
船に乗る前の説明の様子 出港の様子

 朝方まで雨が降り霧も出ていて開催が危ぶまれましたが、天候も回復し、夏の強い日差しが無い薄曇りの絶好の探検日和となりました。

 最初にその日お世話になる3隻の船長さん、ゲストティーチャーの紹介、挨拶をした後、船に乗るうえでの心構えや注意点、沼探検をする上でのポイントが説明されました。

網に入った生物を観察する様子 沼辺でとれた生物を観察する様子
網に入った生物を観察する様子 沼辺でとれた生物を観察する様子

 乗船探検では網に入ったウグイやワカサギ、モクズガニ等の水生生物の観察やアオサギ、ハクセキレイ、ツバメ等の野鳥観察、水深測定や水温測定を行いました。また沼辺探検では、実際に沼の中に入り網で小エビやカニ、ウミニナなどを採取し、透明水槽に入れて興味深そうに観察していました。この探検では多くの種類の水生生物が採取され、一部を学校に持って帰り名前を調べたり写真を撮ったりする予定になっています。

 今回はテレビや新聞の取材があり、一生懸命カメラにアピールしている子も見られました。実際に夕方のニュースで放送がされ生徒たちにとっても良い記念になったのではないでしょうか。

(第2回の様子)

低線量生物影響実験棟の大規模改修が始まりました(線源の搬出 5月21日)

 環境科学技術研究所本所(尾駮)にある低線量生物影響実験棟の大規模改修が5月1日から始まりました。本施設は平成7年に完成した後、本改修までSPF(マウスに対して有害な病原体がいない状態)条件を約20年間の長きに亘り維持し、マウスを使った低線量率放射線の生物影響を調査研究するために使用され実績をあげてきました。

 今回、継世代影響調査の区切りの時期であるとともに、施設内各設備の老朽化や使用している放射線源(セシウム137密封線源で半減期約30年)も弱くなったことから、大規模改修を行うものです。

 SPF区域は通常は厳しい防疫体制がとられ、原則としてごく一部の関係者のみしか入域を許されないエリアとなっていますが、改修期間中は作業工程の合間に職員や関係者、一部見学者などを対象に見学できる機会を設けることもしています。

 本大規模改修は8月31日までを予定しており、9月1日からのSPF化のための予備運用を経て来年初頭から本格運用される予定となっています。

照射室の線源搬出日前の様子 線源搬出の様子
照射室の線源搬出日前の様子 線源搬出の様子(低線量棟裏、5/21)

海上自衛隊練習艦隊実習幹部の方々が見学に来所されました(4月14日)

 4月14日、海上自衛隊幹部候補生学校を今春卒業した実習幹部約180名の方々が環境研の先端分子生物科学研究センターの見学に来所されました。近海練習航海として全国各海域を航海されている中で、海上自衛隊大湊基地(むつ市)に寄港された際に来所されたものです。

 見学は4回に分けて行い、大会議室で環境研の概要や研究内容の説明をした後、施設見学を行いました。先端分子生物科学研究センターが有するマウスSPF飼育エリアと照射装置の説明や関連設備の見学を行うとともに、各実験室をまわりながら設備や関連する研究内容等の紹介を行い、予定時間を超えてしまうほどの活発な質疑応答が行われました。

見学の様子
見学の様子

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