新着情報

成果報告会、環境研学習会、施設公開、イベントへの開催・出展等に関する情報です。

2013年度 下期

日付はすべて開催日です。

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青森県立六ヶ所高校で生物影響研究部の一戸職員が講演(1月21日)

 生物影響研究部担当役の一戸一晃が1月21日に行われた六ヶ所高校「平成25年度第五回国際理解講演会」で講演を行いました。本講演会は六ヶ所高校の生徒に対するキャリア教育の取り組みとして行われており、六ヶ所村内を拠点として活躍している国内外の社会人を招聘して行われているものです。

 一戸技術職員から『伝えたい、六ヶ所村の自然』と題して、研究で使用される実験動物の飼育や管理に自身が携わるようになるまでの経緯や、動物好きが高じて六ヶ所村内で野鳥や野生動物の写真撮影に精力的に取り組んでいることが話されました。六ヶ所村内で実際に撮影した野鳥やクマ、テンやカモシカなどの写真を使いながら村の豊かな自然について分かりやすく説明し、生徒からは、「六ヶ所村は本当に豊かな自然に囲まれていることが分かりました」、「村の自然は自分たちが守っていくべきものだということを痛感しました」等の感想が寄せられました。

一戸職員の講演風景
一戸職員の講演風景

青森県立六ヶ所高校 職業体験学習(11月6〜8日)

 青森県立六ヶ所高校1年生の3名が、職業体験学習として環境影響研究部の業務を体験しました。

 初日は入所研修として環境研の概要や施設の説明、放射線や放射性物質等の基礎知識の説明を受けました。

 2,3日目は環境影響研究部の鈴木静男研究員、武田晃研究員の指導の下、土壌の性質を調べる業務を体験するため、土壌試料採取や試料調製、分析・測定作業を行いました。 

 土壌試料採取では、環境研構内のクロマツ林と畑地の土壌を採土器を使って地表面から30cmの深さまで採取しました。畑地では、作土層より下の土は固く試料採取は非常に苦労をするのですが、高校生の若さのパワーで難無く採取し、研究員はただただ感心するばかりでした。

 また、砂質土壌も含めた土壌の種類によるリン酸イオンなどの吸着量の違いを調べるため、土壌試料の調製やイオンクロマトグラフィーを使った測定を行いました。青と赤インクそれぞれを薄めた水が、土壌に吸着されて透明になる様子も確認しました。最後に分析結果をまとめてレポートの作成を行いました。

 慣れない環境、難しい内容にも関わらず、真剣に取り組む姿がとても好印象でした。

土壌試料採取の様子 分析結果の解析作業の様子
土壌試料採取の様子 分析結果の解析作業の様子

ろっかしょ産業まつりで「環境研理科教室」を開催(11月2〜3日)

 六ヶ所村尾駮漁港で開催されたろっかしょ産業まつりにおいて、毎年恒例となっている「環境研理科教室」を開催しました。

 今年は「ホッカイロを作ろう」、「お祭りの定番!ヨーヨー釣り・おもちゃの熱帯魚すくい」を行いました。ホッカイロ作りは、活性炭と塩水を混ぜて袋に入れ、更に鉄粉を加えてカイロを作成するもので、よく揉むことで鉄が錆びる(酸化反応)際に発生する熱を利用するものです。実際に材料となる活性炭や水、鉄粉の重量や容量をはかる作業を行い、混ぜて揉んで暖かくなることを実感すると、驚いたり不思議そうにしていたりする子供達が多く見られました。

 またヨーヨー釣り・おもちゃの熱帯魚すくいは好評で、子供だけでなく大人も参加し、多くのヨーヨーや熱帯魚を釣り上げようと真剣に取り組む様子が見られました。

 今年は産業まつりのメインイベントであるメス鮭つかみ取りが無事開催され、また天候にも恵まれたことから非常に盛況であり、地域住民の方々との交流を深めることができたお祭りとなりました。

ホッカイロ作りの様子 おもちゃの熱帯魚すくいの様子
ホッカイロ作りの様子 おもちゃの熱帯魚すくいの様子

平成25年度総合防災訓練(10月10日)

 環境科学技術研究所全所において総合防災訓練を行いました。毎年秋に行っているもので、今回は震度6強の地震が発生して津波警報が発令され、先端分子生物科学研究センターでは職員及び関連企業等関係者が六ヶ所村大石総合運動公園へ避難したという想定で行いました。

 総合防災訓練終了後、六ヶ所消防署の講師より災害発生時の通報の方法・注意点についての説明、消火器による消火訓練が行われました。

 環境研で働く職員の防災技術・意識の向上に役立つ訓練となりました。

地震発生後の屋外避難の様子 消火訓練の様子
地震発生後の屋外避難の様子 消火訓練の様子

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